第32回日本手術看護学会東北地区学会の報告
開催日 :平成23年5月27日(土)
会場 :仙台青葉学院短期大学 仙台市若林区五橋3-5-75
会員188名、非会員58名の参加で第32回東北地区学会が開催されました。開会式から日本手術学会本部より菊地理事長、石橋副理事のお二人が参加して下さいました。開会に先立ち東日本大震災でお亡くなられた方へ哀悼の意を込めて黙とうを参加者一同で行いました。来賓祝辞の挨拶で理事は「東日本大震災という困難な状況にある時、東北地区学会が開催される事は大変意味があり、またこの機会に手術室看護がチーム医療の中で何をするべきなのか考える場としても重要である。」と話され参加者一同うなずいていました。
午前中は、10施設からの看護研究発表と平成23年度日本手術看護学会東北地区総会が行われました。看護研究では、日々取り組んでいる手術看護に関する発表に対して、意見交換が行われました。また、今回の震災で大きな被害を受けた岩手県立宮古病院の発表者が、「この学会に参加する事は、志半ばで去った友への供養です。」と話されていたのが印象的でした。午後は、東北大学加齢医学研究所教授である川島隆太先生から「脳を鍛える」というテーマで講演が行われました。先生のテンポある講演内容に時間を忘れ、脳を鍛えることがスマートエイジングにつながることだと感じました。
今回は東日本大震災後であり、会場・参加者の安全等を考え、開催すべきかどうか役員会でも検討を重ねましたが、日本手術看護学会の理事会、また仙台青葉学院短期大学の御協力のもと無事開催する事が出来ました。
手術看護に携わる仲間の協力と、看護に対する思いのつまった学会にする事が出来た事に感謝したいと思い報告いたします。