研修会報告

認定看護師企画「周術期のモニタリング」研修会の報告

開催日 :平成29年8月5日(土)
会場 :山形テルサ 3F アプローズ


去る8月5日(土)、認定看護師企画の研修会が、花笠まつり初日で盛り上がるあつい山形にて開催されました。「周術期のモニタリング」をテーマに、社団医療法人美杉会 佐藤病院より認定看護師 横山要先生にご講演いただき、202名もの参加がありました。
モニタリングは、患者さんの声として私たち手術室看護師には欠かせないものです。研修は「手術室に看護があるのか?」との問いかけからモニタリングとの関連に始まり、心電図、非観血的血圧、観血的動脈圧、経皮的動脈血酸素飽和度、呼気終末期二酸化炭素濃度、麻酔ガスモニター、体温など等…研修時間以上の価値がある充実した内容でした。
心電図に関しては、先生が7年以上かけて習得した内容を、より深く、だけどポイントをコンパクトに、渾身のパワーポイントで、演習をはさみながら教えていただきました。基本的な心臓の解剖や波形の意味から、対象患者の既往に合わせたモニター心電図の貼り方など、高価な心電図の講習会に参加してもなかなか得られない、手術室看護師ならではの視点での応用も含まれており、どんな経験のスタッフにも明日から活用できるヒントが満載でした。
体温管理に関しては、使用する薬剤や手術侵襲で発生する炎症性サイトカインによって閾値間領域が変わることなど、一歩進んだ講義内容でした。
モニタリングの中でも、特に心電図は不得意とする方が多いのではないかと思われますが、毎日接しているモニターですから、今回の研修内容を活用する場は存分にあります。「継続は力なり」と先生の最後の言葉にもありましたように、資料を振り返りながら、毎日判読することにより不得意感を払拭してもらえたらと思います。

認定看護師企画の研修会は一昨年より東北の各県を回り開催されてきましたが、来年からは仙台での開催に戻ります。次年度もふるってご参加ください!


  



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