手術看護に関する研修会のご報告
目的:①エビデンスに基づいた体位固定の実践を学ぶ
②各施設における手術実践の様子を交流会で知り、共有する
内容:東北大学・手術部にて、認定看護師がファシリテーターとなり、体位作成の実践
希望者による、新しい手術室の見学
開催日:1月18日(土)
参加者:手術看護学会員(県内) 18 名
(県外) 8 名(福島4名 岩手、山形・秋田・青森、各1名)
非学会員 (県内) 16 名
(県外) 25 名(福島11名 岩手6名 山形・青森各3名 秋田2名)
計 67 名
会場となった東北大学病院旧手術室において、参加者が8グループに分かれ、腹臥位・側臥位・仰臥位・砕石位それぞれの体位固定を実践しました。各グループに2名の認定看護師が付き、参加者のディスカッションをファシリテートしていただきました。ファシリテートにより、エビデンスに基づいた体位固定を再確認すると共に、各施設で実践されている用具の工夫などについても活発に情報交換が行われました。参加者が自施設の資料を持参し、グループ内で活発な意見交換がなされている場面も見られました。さらに、モデル役のスタッフから、普段患者から聞くことのできない、体位固定(特に砕石位)に対する苦痛などの感想を聞くことができました。今後、自施設で体位固定を実践する上でも貴重な体験だったと思います。また、研修後には、研修参加者がそれぞれの施設において体位研修を開催したり、本研修で得た知識を発信する姿が見られたとのことです。
- 参加者の声
- 施設ごとの工夫がディスカッションされ、新しい発見があった。
- 他の施設がどのようにしているかわかってよかった。
- 普段あたりまえに使用していた用具にも、危険因子があると知ることができた。
- 他施設のことを知る機会がなかったので、参加してよかった。
- 正しいビーズマットの使用方法を知ることができよかった。
- 施設間の交流や情報交換の場として、とても有意義だった。
- 体位固定をより安全に行うことに対する意識が高まった。